〜直感的源論〜

元探偵で、現パートナーシップ研究家。「バカ男は絶滅しろ!」の『絶滅節』が炸裂!!!男女や夫婦問題を中心に、世の中の「言いにくい」ことを代弁します。レシピや日々のくだらないことも(笑)

【探偵物語】 源が探偵を辞めるきっかけとなった事件。

今回は

パートナーシップとかは関係ないお話

 

ちょっとした読み物として楽しんでね

 

 

よく

「探偵を始めたキッカケは何だったんですか?」

と質問されるんだけど

 

その答えはこちらに書いてあるので読んでね

gen-ron.hatenablog.com

 

 

 

それと同じぐらい

「どうして探偵を辞めたんですか?」

という質問を頂く

 

それはねー

とある事件がキッカケだったのよ

事件と書くと大げさだけど

 

 

皆さんは

「もしあの時、一歩間違っていれば死んでたなー」

という経験はあるかな?

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

僕は当時

某大手探偵事務所の六本木支店で働いていた

 

近所に赤坂支店があって

時々そこから人員要請があって

調査を手伝うことがあったんだけど

 

この事件も

その赤坂支店からの要請で僕が出向いたものだった

 

 

依頼内容はこんな感じ

 

 

・都内の某繁華街

・某超高級クラブの某ホステスさんからの依頼

・依頼者はこのお店のNo.2

・何が何でもNo.1になりたいから、何が何でもNo.1を引きずりおろしたい

・そのために、No.1のプライベートでも何でもいいからスキャンダルを見つけて欲しい

 

 

 

お…女の人って…怖ぇなぁ…

 

何とも気分の悪い依頼だぁ…

でも仕事だからやるけどね…

 

 

 

こういう調査を探偵では

【素行調査】と呼ぶ

 

 

名前の通り

対象者の【素行】を【調査】するのだ

 

 

調査方法

・張り込み&尾行によって対象者の行動を監視

 

 

調査期間は一週間

 

 

金に糸目はつけないのだそうだ…

 

 

 

調査初日

 

依頼者から「今日は出勤している」とのことで

対象者の勤めるクラブの張り込みから開始

退勤後から自宅までの行動を監視する

 

 

この繁華街の道路は

路上に車が沢山駐車されているので

我々も車を停め、車の中から張り込みをしていた

 

 

数時間後

対象者が店から出てきた

 

よし

じゃあ尾行してきまーす

 

 

ん?

おかしいぞ

 

クラブのNo.1ともなれば

タクシーを捕まえてそそくさと帰るものだが

徒歩でぶらぶら

 

しかも

黒服が3人も警護についている

 

何か変だぞ?

 

警護つきとはいえ

仕事後のホステスさんが

徒歩でそこいらをぶらぶらするものだろうか?

 

 

そうこうしている内に

対象者はまた勤め先のクラブに戻っていった

 

 

探偵としての「勘」で

これは絶対に【調査していることがバレている】と感じた

 

調査初日から調査がバレるなんてことは

普通は絶対に有り得ない

 

これは裏に何かある

今日は調査を打ち切りましょう

 

それを赤坂支店の社長(この日は調査に同行)に伝えたが

「もう一回出てきたところを尾行して、それで判断しよう」

 

 

この赤坂支店の社長は

探偵の経験もなくいきなり支店を立ち上げた

言ってみれば「探偵としてはただの素人」だった

 

この判断はすぐに

間違いだったことを思い知ったことだろう

 

 

 

数十分後

対象者が店から出てきた

 

よし

尾行再開

 

張り込みをしていた車を降り

徒歩で尾行に向かう

 

車を降りた

わずか十数秒後

 

黒服と

見るからにヤ◯ザのチンピラという風貌な男達

合計8人に囲まれた

 

 

「にいちゃん、さっきからうちのお店の子に何してくれてんの?」

 

 

ほらね

やっぱり

 

しかし

ヤ◯ザが出てくるのはちょっと尋常じゃない

 

 

そして

 

あー

やっぱり来たよ

 

いかにも「親玉」なのが…

 

スキンヘッドで

黄色いグラサン

いかにもなスーツに

いかにもな装飾品の数々

 

 

これはヤバイ

 

そう思う間も無く

胸ぐらを捕まれ

持ち上げられ←当時の僕は痩せてて55キロしかなかったから軽かったんよね(笑)

裏路地に連れて行かれ

壁にドーン!!!!!

殴られ…そうになったところを

周りの下っ端が

「兄さん、暴力はやめましょう」と制止

 

これは

この筋の人がよくやる手段

 

殴られる!という恐怖と

「助かった」という安堵感

これで普通の人間なら簡単に落ちる

 

 

 

次に

この「親玉」のひと言で

僕はこの調査が最初から

いや

調査される前からバレていたことを確信した

 

 

続く…

 

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