〜直感的源論〜

性・セックスレス・中イキ等の性教育や、不倫・離婚・複数恋愛等の「あまり人に相談できない」パートナーシップ論を中心に忖度無しで書いてます。主な活動場所はFacebook・Instagramです。

『源』という人間を作り上げた20年という歳月。【引っ越し前々夜】

引っ越し二日前なのに

荷造り完了率が約50%

 

終わる気がしねぇ(((;゚;Д;゚;)))ヒイィィィ!!

  

 

それにしてもビツクリなのは

引っ越しの荷物よりゴミの方が多いってことだよね

 

一体どんだけ溜め込んでたんだよ

綺麗にしてきたつもりだったんだけどなぁ

 

 

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さて

今日と明日は

せっかくの区切りなので

これまでの僕の半生を振り返ってみる

 

今の「源」が出来上がったのは

間違いなくこの20年なのだから

 

 

 

僕が上京してきたのは18歳

岡山県倉敷市の片田舎な高校を卒業後すぐ

 

 

実は僕

 

ミュージシャンになりたかったの

 

東京に来たのは

音楽の専門学校に通うため

 

でも

田舎に残してきた

高校三年生から付き合ってた

おなじ歳の彼女とは遠距離恋愛になってしまった

 

 

当時の僕は

自分で言うのもアレだが

 

純粋無垢で

心が真っ白で

人を疑うことなんて微塵もなかった

 

浮気とか

不倫とか

絶対に許せない人間で

そんなことをする人間は

みんなまとめて絶滅しろ!

それぐらいに思ってたし

 

 

たとえ遠距離でも

愛さえあれば大丈夫

 

2年たったら絶対に迎えに行くんだ

遠距離で寂しくても僕達は心で繋がってる

 

だから大丈夫!

愛さえあれば!

 

本気でそう思ってた

 

 

 

ところが

遠距離恋愛を始めて約半年後

 

 

「ごめんなさい…

実はこっちに彼氏がいて…

その人と結婚することになったの」

 

 

今思えば

僕はただただ彼女に辛い思いをさせてただけなんだよね

今ならそれがわかるけど

 

当時の僕には

精神を崩壊させるには十分な破壊力だった

 

そこから2年間は地獄

 

人間不信、というか、女性不信

女性という生き物が全て「怨み」の対象だった

 

毎日怨みと死ぬことしか考えてなかった

 

どうして人は簡単に人を裏切るんだろう?

どうして人は「愛」を簡単に捨てられるんだろう?

 

毎日毎日自問自答

 

そんなことしても

たかだか10代の少年には答えがわかるわけもなく

 

 

そこで見つけたのが

探偵というお仕事だった

 

96年から97年にかけて

なぜか「某探偵事務所」がよくテレビでドキュメンタリーをやってて

 

そこで初めて知ったのが

「浮気・不倫調査」

という仕事だった

 

 

これだ!!!!

 

 

この仕事なら

男と女の裏の顔をたくさん見られるし

僕が求めている答えがわかるかもしれない!

 

 

 

音楽の専門学校の卒業を待たず

僕は若干二十歳にして探偵になった

 

 

最初は

不倫をしている人間を

地獄に叩き落とすかのように怨みを込めながら

 

大切な人を裏切りやがって!!!!

それなりの制裁を受けやがれ!!!

絶滅しろ!!!!

 

証拠写真を撮影するカメラのシャッターを切っていた

 

 

 

探偵になったのにはもう一つ理由があった

 

毎日死にたいと考えてはいたけど

なかなかそんな踏ん切りはつかず

 

探偵になって

こういう仕事を繰り返して

男と女の汚いところを繰り返し見ていけば

 

もっと世の中に絶望して

いつか本当に死ぬ勇気が持てるんじゃないか

って本気で思ってた

(今思うとやばい奴だよねw)

 

 

 

ところがある時

不倫している既婚女性を見ていて

ふと感じることがあった

 

あれ?

どうしてあの人

あんな辛そうな悲しそうな顔をしながら不倫してるんだろう???

 

不倫って

自分の欲望を満たすため

自分の好き勝手にやって

大切な人を裏切ってるんじゃないの??

 

じゃあ

どうして

そんな辛そうな悲しそうな顔をしてるんだ??

 

もう

何が何だか

わけが分からなくなった

 

 

そうだ

分からないんなら

直接不倫している既婚女性に

話を聞いてみればいいんだ!

 

こうして僕は探偵を辞め

既婚女性と不倫を繰り返すようになった

 

 

中には

本当にただただ欲望の為だけに

不倫をする既婚女性もいたけど

それはほんの一握り

 

 

ほとんどが

・家庭の不満を解消するため

・満たされない何かを埋めるため

 

 

いつしか僕は

既婚女性の「満たされない何か」を埋めることに

生きる喜びを感じるようになっていた

 

いや

それは綺麗事だな

 

僕自身

当時はまだ女性不信だったけど

ずーっと一人でいるのも寂しくて

 

そういう意味では

既婚女性という相手は

僕にとってはとても都合が良かった

 

満たされない何かを埋めてもらっていたのは

僕の方だったのかもしれない

 

 

そういえば

探偵の頃に

田舎へ帰省した際に

10代の時に僕を裏切った彼女と会って

ホテルへ行ってセ ックスをしたことがあった

(彼女は予定通り、僕を裏切った時の男と結婚していた)

 

なぜまた彼女と会って

なぜまた彼女とセ ックスをしようと思ったのか

全然覚えてないんだけど

 

もしかしたら

自分の中の失った何かを取り戻せるんじゃないかと

思ってのことだったのかもしれないけど

 

なーんにも無かった

なーんにも感じなかった

ただただ虚しさだけが後味悪く残った

 

それ以来

彼女とは会っていないし

生きてる間はもう2度と会うこともないだろう

 

 

 

24歳の頃

僕は一人の未婚女性に恋をした

 

あれ?

普通に女性を好きになれるやん

 

その子とお付き合いを始めてから

めちゃめちゃ楽しい日々を送っていた

 

しかし

ふと気付いたら

別の既婚女性と仲良くするようになっていた

 

それを

お付き合いしていた女性にバレてしまった

 

僕は

いつの間にか

人を傷つける側の人間になってしまっていた

 

人間不信、女性不信の次は

激しい自己嫌悪

 

それだけじゃない

 

「愛」という感情が

自分の中に全く感じられなくなっていた

 

あれ?

愛ってなんだっけ??

 

本当に

「愛」の部分だけが

自分の中からごっそりと無くなっていた

 

そうか

僕はもう人を愛せない人間になってしまったんだな

 

 

18歳の頃に裏切られてから

もしかしたらそうだったのかもしれないけど

24歳のこのことをきっかけに

僕は「鬱」と診断された

 

 

続く

 

 

地味にミュージシャンを続けていた

24歳か25歳の頃の僕(アーティスト写真です)

↓↓↓

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